日田大蔵氏の歴史 日田市出身の児玉圀昭さん 「鬼の足あと」 が昨年発売されました。
西日本新聞社からの引用
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/book/news/20091117/20091117_0002.shtml

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「鬼の足あと」を自費出版した児玉圀昭さん
 平安時代前期(853年)から室町時代中期(1444年)にかけて現在の日田市一帯を支配した日田大蔵氏の歴史を、大蔵氏の子孫で熊本市在住の医学博士、児玉圀昭さん(65)が歴史本「鬼の足あと」として自費出版した。

 児玉さんは日田市出身。高校を卒業後、北九州市の九州歯科大に進学。同大を卒業後は熊本市の熊本大医学部や熊本医療センター(前・国立熊本病院)に勤務、今年3月に定年となった。

 学生時代から歴史に興味を持ち、2004年にも「先祖考」(西日本新聞社刊)を出版。今回の「鬼の足あと」では、研究者の間で謎とされる部分が多い日田大蔵氏の歴史を、児玉さんが長年の研究で解き明かした成果をさまざまな視点から書き記している。

 表題となった「鬼」についても、大蔵氏のルーツが現在の朝鮮半島から製鉄技術を持ち込み、畏敬(いけい)の念を込めて神と同等の『鬼』と呼ばれていたことなどをつづっている。

 また、大蔵氏の盛衰を軸に「相撲の起源」「河童(かっぱ)伝説」「邪馬台国の謎」「源平合戦」「元寇(げんこう)」などについても、日田からの視点で描いており、歴史ファン以外の人たちも楽しめる内容となっている。

 児玉さんは「15年近く温めてきた研究成果を1冊にまとめた。ボリュームはあるが、日田にかかわる人なら興味をそそられる内容になっている」と470ページに込めた思いを語った。

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